結婚式当日について

Q: お祝い返しの相場や、何をお返しすればいいでしょうか?

A: 結婚祝いは挙式の2カ月前から1週間前くらいまでに贈られることが一般的。 結婚祝いのお返しを贈る時期は、挙式後1カ月以内です。 贈る相手の自宅に持参するか、配送などで1カ月以内に届くようにしましょう。 結婚式を挙げない場合でもお祝いをいただいてから1カ月以内にはお返しを贈ることが大切です。 お返しの金額はいただいたものの2分の1から3分の1程度が一般的です。 上司の場合は3分の1、部下の場合は2分の1が基本となります。 高額なお祝いをいただいた場合はもっと少ない額とすることもあり、 相手との関係性などをしっかりと考えて決める必要があります。

Q: 司会や受付、披露宴を手伝ってくれた友人・知人の お礼はどうすればいいの?

A: 司会をお願いした友人・知人 3万円(相場) 司会者は当日だけでなく、事前打ち合わせや準備も大変。 プロでなくてもそれなりのお礼を。 ご祝儀をいただいた場合はさらに2~3万円プラスし、あいさつを兼ねて渡します。 受付をお願いした友人 3000~5000円(相場) 受付は新郎側、新婦側のゲストから、それぞれ2名にお願いするのが一般的。 それぞれ頼んだ側の親から、受付が始まる前にあいさつを兼ねて渡します。 撮影や生演奏をお願いした友人・知人 1~3万円(相場) ポイント撮影や1~2曲の演奏なら1万円程度。 披露宴を通しての撮影や生演奏の場合は2~3万円など、労力に相当する金額を。 披露宴終了後、ふたりでお礼の言葉を添えて渡します。 スピーチ・余興・ブライズメイド 3000~5000円または品物 ごく親しい人に頼むのが一般的なので、相手に気を遣わせない金額で。 記念品や商品券、ベールの裾を持ってくれた子どもたちには図書券や玩具などでも構いません。 ブーケ、ウエルカムボードなどを作ってくれた友人・知人 3000~2万円(相場) ブーケやウエルカムボードを作ってくれた人には、制作時間と制作費を考慮した金額を包んで。 ご祝儀代わりにお願いした場合は、「お礼」は出さず、引き出物だけで構いません。

Q: 結婚式に呼んでいない人からお祝いをもらったらどうしたらいい?

A: 祝電のほかにお祝いもいただいた場合は、結婚内祝いをお返しするのがマナーです。 祝電をいただいたお礼は、メッセージとして添えるといいでしょう。

Q: 結婚式に列席していない方からの祝電のお礼のお返しはどうするべき?

A: 直接会う、あるいは電話や手紙などでお礼を伝えましょう。 なかなか会う時間が取れない場合、ごく親しい間柄であればメールでもいいのですが、 マナーにのっとるならば、電話か手紙をおすすめします。 ぬいぐるみやバルーンをお祝いの品ととらえることもできますが、どちらかというと、 祝電にプラスαの気持ちを込めたもの。 ですから、基本的には電話や手紙でお礼を伝えれば失礼にはあたりません。

Q: お車代はどのくらいの距離から用意するべき?

A: 主賓や乾杯の発声をしていただいた方は、こちらからお願いして出席していただいた大切なゲスト。 祝辞や乾杯の挨拶の準備の労力、足を運んでくれたことへの感謝として「お車代」を手渡すとされています。 遠方から出席してくれた親族の交通費や宿泊費も、親がこれまでの付き合いを考えながら用意し、 あいさつを兼ねて渡します。 【主賓・乾杯】1万円~ 主賓は、両家からひとりずつ頼むのが一般的。 受付後、頼んだ側の親からあいさつを兼ねて目立たないように渡します。 往復のハイヤー(遠方の場合は新幹線代など)を手配した場合は、「お車代」を包む必要はありません。

【遠方からのゲスト】

交通費の半額~全額 親族の場合はこれまでの付き合いから判断し、相手に気を遣わせない金額を包み、 式当日に親があいさつを兼ねて渡します。 親族以外のゲストには、交通費か宿泊費のいずれかを負担するなど事前に相談し、 受付で渡してもらうか、親が顔見知りの場合はあいさつをして手渡しを。 主賓の方にはお礼としてお車代を包むため、距離だけでの考えではなく、 親族に関してはこれまでの付き合いで親御様に判断していただき、 親族以外のゲストに関しては新幹線や宿泊が必要な距離かに応じて事前準備を進めるのが良いでしょう。

Q: 主賓の祝辞、乾杯の挨拶は誰に頼めばいいですか?

A: 基本的なスタイルでいけば、新郎・新婦それぞれの上司や恩人から主賓祝辞をいただき、 乾杯挨拶は、新郎の上司や恩人にお願いするのが一般的です。 この場合、主賓祝辞を一番上の役職、肩書の上司にいただくので、 乾杯挨拶は、その次に上の役職や肩書の上司にお願いすることになります。

Q: 受付は誰にお願いをするのがいいの?

A: 受付の人数は、新郎側、新婦側それぞれから2名、合計4名が基本です。

※人数が多い場合は合計で6名に依頼や、会場によっては親族様にお願いを依頼するケースもあります。 お金や時間にキッチリしている人、服装や言葉遣いのマナーがある人、 受付は、他のゲストより少し早めに会場入りしてもらう必要があり、 遠方からではない人にお願いをするのが良いです。 又、できれば受付をお願いする人が友達同士の方が、連携がとりやすくてオススメです。

Q: 親の衣裳は何を着ていったらいいの?

A: 母親は黒留袖、父親はモーニングコートの正礼装を選ぶ方が大多数。 まず、両家両親に和装か洋装かどちらを着るつもりなのかを確認しておきましょう。 母親同士・父親同士の衣裳を揃えたいと思う方も多いでしょうから、 お互いがどのような衣裳で出席しようと考えているか伝え合ってから決めるといいですね。 母親だと黒留袖・黒ロングドレスは正礼装で、アンサンブルスーツは準礼装。 父親だとモーニングコートとタキシードは正礼装で、フォーマルスーツは略礼装となります。 衣裳によって礼装の格式が異なりますので、両家で差があると目立つことも。 両親自身も気にする方も多いでしょうから、お互いがどのような礼装を着るのかは確認し合うようにしましょう。